■IP電話導入ガイド | ▼IP電話の導入から活用まで!!IP電話の魅力とノウハウ満載! |
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▼IP電話の基本 IP電話とは、これまでNTTをはじめとする各電話会社が使ってきた高価な回線交換機を使用した公衆網を利用せず、安価な機器でIPネットワーク網を利用し、コストを大幅に押さえ、通話料を安く提供するサービスです。 IP電話は数年前から『インターネット電話』という名称で、すでに存在していました。 しかし、PCからPCへの通話、もしくはPCから一般電話への通話がほとんどで、しかも、OPENなインターネット網 を使って通話するために、その音声品質が悪く、またPCを使うことから使い勝手も悪いなど、なかなか普及には至りませんでした。 IP電話とは今まであった『インターネット電話』を含む大きな意味で使われていますが、現在各ISP、電話会社などが提供するIP電話は劣悪な音声品質の原因であった“OPENなインターネット網”(不特定多数がweb閲覧などに同時に使用しているインターネット網)を使用せず、それぞれの電話会社が持っている光ファイバー網を使用するため、その音声品質は劇的に改善され、今までの公衆網を使った音声となんら変わらないレベルまで到達しています。したがって、IP電話とは安くて、通話品質が良い電話といえます。 その他の基本的なことは当サイトが提供する『ブロードバンドのぎもん』でも確認できます。 ▼IP電話の種類 IP電話には、まず大きく分けて3つのタイプがあります。 1)Phone to Phone型.......一般電話機から一般電話機への通話のタイプ(BBフォン・OCNドットフォン等) 2)中継型IP電話................中継局から中継局までの途中部分がIP網のタイプ。(フュージョン等) 3)PC to Phone型.............パソコンから一般電話機にかけるタイプ(@nifty『Go2Call』等) まず、『Phone to Phone型』は、一般電話機から一般電話機への通話で、現在使用している電話機を使い、 相手も選びません。今最も主流で注目されているタイプです。 次に、『中継型IP電話』は、2001年4月1日サービスを開始したフュージョンコミュニケーションズに代表されるように、部分的にIP網を用いることにより安価な通話料と音声品質を両立させたサービスです。 また、ユーザー宅内へモデムやTAなどの追加機器も全く必要とせず、マイライン登録も可能という、もっとも手軽に利用できるタイプです。 3つめのタイプ『PC to Phone型』は今や、過去のサービスとなりつつあります。 基本的には、OPENなインターネット網を利用しているサービスがほとんどで、『Phone to Phone型』がまだ、一般的ではなかった 時代のサービスと考えて良いでしょう。また、パソコンにヘッドフォンマイク等をつなげて、通話しなければならず、利便性の問題からそれほど普及していません。 『Phone to Phone型』が出てきた以上、もはや、『PC to Phone型』を使う意味は無くなりつつあります。 ※注)このサイトの中で出てくるIP電話とは『Phone to Phone型』を指しています。 以上の3つのタイプをそれぞれの特徴で総括しますと以下のようになります。 《安価なIP電話》 1位:『Phone to Phone型』......無料〜8円前後/3分(距離無関係) 2位:『PC to Phone型』.............無料〜10円前後/3分(距離無関係) 3位:『中継型IP電話』...............10円〜20円/3分(距離による) 《お手軽IP電話》 1位:『中継型IP電話』................宅内の配線工事不要 2位:『PC to Phone型』.............宅内の配線工事不要 3位:『Phone to Phone型』......宅内の配線工事必要 ※宅内配線工事に関しましてはこちらをご覧下さい。 ▼IP電話の特徴 IP電話の一番の特徴は何といってもその格安の通話料金です。 先行しているYahooBBのBBフォンの場合で ・IP電話⇒IP電話・・・・・・無料(同一ISPの場合等)※通話先ISPによっては無料にならない場合もあります。 ・IP電話⇒国内一般電話・・・・・7.5円〜8円/3分 ・IP電話⇒海外一般電話・・・・・2.5円/1分〜(米の場合:例) という具合です。 その他のサービス開始予定の会社も含め、おおよそ無料〜8円/3分程度です 通話料金以外の特徴としましては、NTTに代表されるこれまでの電話は電話機以外の設備は全て、事業者(NTT等)側にて 設置・維持されてきたのに対し、IP電話ではその設備の一部であるモデムやスプリッターやルーター等の通信機器が宅内 (家庭内・オフィス内)にて設置・維持しなければならなくなったことです。 (PCは必ずしも必要ではありません) またその機器の数や接続形態はサービス会社によって多少異なります。 しかしながら、インターネット初心者の方や、高齢者の方には機器の配線工事は困難な場合があります。 また、多忙により時間的に配線工事が困難な方なども含め、、『BBB21』では工事のバックアップも可能です。 ▼IP電話の導入 IP電話を導入するには、当然ですがIP電話サービスを提供するISPなどへ申し込まなければなりません。 IP電話を申し込むということはADSLや光ファイバーといった常時接続の環境が必要です。 現在ADSLや光ファイバーを提供している会社は多くありますが、その全てがIP電話サービスもやっているとは 限りませんので注意が必要です。 ≪申し込み手続きについて≫ 1)現在、ADSLまたはその他のブロードバンドサービスを使っている方 今、加入しているISP等の会社がIP電話サービスを行っているかどうか確認しましょう。 行っているのであれば、ほとんどの場合Web上で加入できますので、簡単です。 手続きが終われば、数日後、IP電話用の機器が送れれてきますので、それを取り付ければOKです。 比較的スムーズにIP電話の導入が出来ます。 万一、今、加入しているADSL等の会社がIP電話サービスを行っていないのであれば、IP電話を使うには ADSLサービス会社自体を変えなければなりません。 サービス会社を変えるとなると、少しやっかいです。 まず、今加入しているサービスを解約しなければなりません。 その後、新しいサービス会社へ加入します。その際、IP電話サービスも同時に加入できるでしょう。 前述しましたように、IP電話サービスは、常時接続環境が前提ですので、もし、IP電話だけでインターネット は使わない方でもADSL等のサービスも申し込まなくてはなりません。 ということは、NTTの局内工事ももう一度必要になり、それに伴う工事費(タイプ1・3850円/タイプ2・3000円)も 必要になってきます。 もし、現在使っているADSL等のサービス会社が今後IP電話サービスを予定しているのであればそれを待つのが 賢明でしょう。 2)現在、ADSL等の常時接続サービスに加入していない方 現在、常時接続サービスに加入していない方は、まず、自分が住んでいるエリアがADSLや光ファイバーなど の常時接続サービスの提供がされているかどうか確認しましょう。 提供エリア内あれば、次にそのISP等のサービス会社がIP電話サービスも行っているかどうか確認が必要 です。 自分が住んでいるエリアに複数のサービス会社があれば、IP電話も含め、自分にあったサービス会社を選びましょう。 必ず、常時接続(ブロードバンド)サービス環境が大前提となります。 注意していただきたいのは、あくまで、 IP電話は各ISP等のブロードバンド会社の付加サービスということです。 初期費用に関しては、NTT局内工事費(タイプ1・3850円/タイプ2・3000円※詳細はここ)と各IP電話サービス会社の初期費用(0円〜3,000円程度)です。 ▼IP電話の使い方 IP電話の使い方は簡単です。普通に電話番号をダイヤすするだけです。 特に『00××』などという番号は必要ありません。 またマイライン等の登録も必要ありませんし、これまで使っていたマイラインの解約も必要ありません。 IP電話を使った通話に関してはそれぞれサービス会社によって異なりますがダイヤル後に『プププ』などという音により IP電話を使った通話と認識できます。 また、現在のところ110番・119番などへの通話は出来ません。 携帯電話等への通話もIP電話サービス会社によっては出来ない場合があります。 また、発信者番号通知が出来ないサービス会社もありますので、発信者番号非通知からの着信を拒否している相手にも IP電話から通話できません。 その場合は、IP電話を使わず、一般の電話で通話しなければなりません。(IP電話/一般の電話の切り替え方法に関しては それぞれのサービス会社によって異なりますのでWEBページ等でご確認下さい。) ▼IP電話の会社 現在IP電話の会社は複数の連合から構成されており、そのほとんどは自らのインフラ(設備)を持たないISPなどです。 したがって、NTTやKDDIなどのインフラ(設備)を持つ電話会社と提携し、IP電話サービスを可能としています。 そこで、どこの電話会社と提携するのかで、5つの大きなグループが構成されます。(電話会社ではないがYahooBB含む) IP電話の最大の特徴とも言える無料電話というのは現在のところ同じインフラを利用するISP間で可能となり、電話会社が 異なれば、同じISP間でも無料通話が不可能ということになります。 この構造は、極めて複雑であり、利用者に誤解や混乱を巻き起こすことが危惧されています。 将来的には電話会社が違っても無料通話ができるように各電話会社の相互接続が期待されるところですが、現況はそこまでは 至っておりません。 各電話会社との提携グループは下記のようになっています。 ※下表の電話会社(縦軸)が同じISP間では無料通話が可能とされています。 ●【主なIP電話サービスプロバイダーとその提携電話会社グループ】(平成15年9月現在)
●IP電話料金マトリックス<参考資料>(平成15年5月現在) ・通話料無料となるIP電話会社の組み合わせが一目でわかる便利なIP電話会社料金比較表です。 ※別ウィンドウで開きます。 ▼IP電話で出来ない事 IP電話はまだまだ発展中のサービスであります。よって現時点では出来ないことも多々あります。 IP電話から発信できない相手先番号は下記の通りです。※携帯電話(090)への発信は出来るサービス会社もあります。 また、これらの発信できない番号は徐々に改善されて可能になってくるでしょう。 ●【平成15年2月時点でIP電話から発信できない相手先電話番号】
▼IP電話に必要な機器 IP電話を導入するには、専用の機器が必要になります。 利用者の現在の環境(現在ADSLかダイヤルアップ)によっても多少異なります。 現在ADSLを利用している方が同じサービス会社のIP電話を導入する場合は “サービス追加”扱いで、現在利用中のADSLモデムに追加する機器(テレフォニーアダプター) が送られてきますので、それを接続することでIP電話が利用可能となります。 今回、はじめてADSL+IP電話を申し込む方は、サービス会社にもよりますが、ほとんどの場合 “IP電話(VoIP)機能付ADSLモデム”が送られてきます。 これを、各サービス会社の接続形態に基づき正確に配線を行えばご利用できます。 但し、はじめてADSLを申し込むわけですから、NTTの局内工事が必要になります。 サービス会社からはNTTの局内工事(開通)が完了する前にモデムが送られてきますので モデム到着日にすぐにIP電話が利用できるとは限りません。(NTT局内工事完了後ご利用可能) また、各IP電話サービス会社から送られてくる“IP電話(VoIP)機能付ADSLモデム”は選択できる場合もあります。主なメーカー及び、機種は以下のとおりですのでご参考ください。
▼IP電話の配線方法 IP電話を導入するには前述しましたように専用の機器が必要になり、 また、それらの機器を取り付け・設定する“配線工事”が必要となります。 IP電話の配線工事は利用者の宅内環境によって大きく異なります。 1つの部屋にPC・電話機・ADSLモデム・スプリッター・テレフォニーアダプター等 全ての機器の設置が可能な場合と、1階と2階にそれぞれ機器設置場所が 分散される場合とでは、配線工事の難易度は変わってきます。 現在ADSL利用中の方はテレフォニーアダプターの追加により一部、配線構成 を変更すれば完了する場合もありますが、はじめて導入される方は、それぞれの 機器の設置場所によって異なります。 また、廊下や部屋中をLANケーブルが何本も這っている状態はお世辞にも美しい とは言い難く、危険な場合さえあります。 配線工事は、PCや電話機などを無理して希望の場所に設置せず、見た目や 安全性も十分考え、配線構成の計画を立て確実に施工するのがいちばんです。 無理した配線構成により一度施工した配線工事を再度やり直すのは面倒で 大変です。 配線工事は最初が肝心ですので、十分検討した上で行いましょう。 ※なお、当サイトはプロによる配線工事専門の“ブロードバンドバックアップ21”の特別 企画のページですので、ご要望がございましたら“ブロードバンドバックアップ21”にて 配線工事をお受けできます。 プロの技術者による“見た目”・“安全性”も十分考慮にた最善の配線工事をご提供できます。 【付属資料】 ※正確な配線構成は利用者の環境により異なりますが、いちばん簡単で基本的な配線構成 は 以下のとおりです。 ※IP電話サービス会社により若干異なる場合がありますので、詳細は各サービス会社・IP電話 のページにてご確認ください。 ■ADSLによるIP電話配線工事例■ ■光ファイバーによるIP電話配線工事例■ ▼IP電話の注意点 新しい技術による新しいサービスであるために、IP電話には注意点はいくつかございます。 ここでは、中でも重要ないくつかの注意点をご紹介します。 IP電話は今まで不可能であったことを可能にする魅力的なサービスです。 注意点を十分認識し、IP電話を活用しましょう。 ■IP電話として通話できない相手先番号■ 上記“IP電話で出来ない事”で紹介しましたが、110番や119番等への電話が現状ではできません。 現在のところまだ、IP電話を通して110番や119番等への通話はできませんが、一般加入電話を併用している場合には、 専用モデムやテレフォニ−アダプターなどが自動的に従来の一般電話回線からの通話へ切り替えてくれるので、心配はありません。 “タイプ2(専用線)”でIP電話を利用する場合などを含め、現在NTT及び各電話会社で改善中と考えられます。 今後を期待しましょう。 ■IP電話サービス会社(プロバイダー)の変更■ 接続機器(モデムやテレフォニーアダプターなど)が各IP電話サービス会社の物の場合があるので、事業者変更については 自由度低いです。 IP電話会社(プロバイダー)を変える場合は機器も変わると思っておいたほうが良いです。 ■通信速度による変化■ 数Mbpsの速度環境の場合は全く問題はありませんが、200〜300kbpsの場合だとIP電話とインターネット同時に使った場合にサイズの大きいデータを送受信している時や回線の混み具合によってはIP電話の利用に不具合が出る可能性があります。 IP電話サービス会社の方で速度環境があまりにも悪い方の場合IP電話サービスを断っている会社もあります。 速度環境が思わしくない方の場合は注意してください。 尚、速度改善については、配線工事専門サイト“ブロードバンドバックアップ21”のADSL速度アップ対策でご紹介しています。 ■IP電話のインフラをもつ電話会社間での相互接続■ IP電話の最大の特徴で、魅力でもある『無料通話』に関して、同じISP間の間でも無料通話が出来ない場合があります。 たとえば、『BIGLOBE』のIP電話を利用している方でも“For FUSION” と“For NTTコミュニケーションズ”では電話会社が異なっているため現段階では『無料通話』ができません。 同じ『BIGLOBE』のIP電話でも使っている電話会社が違うためです。 これらは非常に混乱を招く原因となる可能性が大きいので、現在各電話会社間での相互接続を検討しております。 相互接続さえ可能になれば、『無料通話』は実現できるのです。いちばん理想的なのは各電話会社及び、各IP電話サービス会社 (プロバイダー)間で相互接続し日本中がIP電話同士で『無料電話』が実現できることです。 各電話会社及び、IP電話サービス会社の相互接続に期待しましょう。 このサイトでは随時、追って相互接続問題を報告していきます。 ■050番号■ IP電話の特徴を最大限利用したサービスには050番号は無くてななりません。 最終的には現在の携帯番号のように個々人へ番号が付与されてもおかしくありません。 IP電話は『電話』だけではなくあらゆるIP家電との連携も視野に入れ導入しましょう。 IP電話会社ごとの050番号取得状況は下記の通りです。 ▼IP電話番号(50CDEF)の指定状況
(2003/5/20) |