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■CATVインターネットガイド
▼CATVインターネットの基本的な知識やその魅力を紹介。また、ADSL・光ファイバーとの違いを解説!
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CATVインターネットの基本
CATVインターネットの特徴
 同軸ケーブル
 高い周波数
 距離による減衰率

CATVインターネットのモデム
CATVインターネット会社


▼近日公開予定
CATVインターネットセキュリティー
CATVインターネットの共有

infomation
このサイトについて
このサイトは、ブロードバンドサポート・配線工事専門サイトの『ブロードバンドバックアップ21』
(BBB21)が企画するCATVインターネット専門ページです。
このサイトは、他のサイトへのリンク集ではございません。全て、独自コンテンツにて構成され、
CATVインターネットに関するさまざまな魅力や特徴、さらに注意点やノウハウをご紹介します。
CATVインターネットは、本来の目的であるTV番組の放送の為のネットワークを使い、ADSLや
光ファイバーが普及する以前から数Mbpsのスピードを可能にしていたブロードバンドの先駆者
的サービスです。
それゆえに、ADSLや光ファイバーと違った独自のやり方でサービス提供をしています。
このページではCATVインターネットの基本的知識から、ADSL・光ファイバーには無い特徴を
中心にCATVインターネットの魅力を解説いたします。
尚、CATV会社はそれぞれの地域に密着した会社が多く、細かな点で機器の名称やサービス
内容、また使用するネットワーク構成に違いがあります。
ここでは代表的な例として記述しております。
このサイトの特徴
このサイトは、一部のブロードバンドユーザーだけでなく、インターネットやブロードバンド
にあまり詳しくないという方も、CATVインターネットについて少しでも理解をしていただけるよう
配慮しております。
CATVインターネットにかかわる配線工事や、その後のサポートをトータルで行うことが可能です。
ご利用方法
このサイトは、独自のオリジナルコンテンツにて構成されています。
また主要コンテンツは、この1ページに極力集約しております。
CATVインターネット初心者の方は最初から読んでいただくことをお勧め致します。
CATVインターネットをある程度ご理解されている方は、左記のメニューから読みたい部分へ
ジャンプして読んでください。
CATVインターネットの基本
CATVインターネットは、ADSLや光ファイバーが普及するずっと以前から数Mbpsのスピードを誇るブロード
バンドの代表的サービスでした。
現在のCATVインターネットは本来の目的であるテレビ放送用のインフラを使い、距離による電気信号の
劣化(減衰)もADSLに比べ少なく、数Mbps〜数十Mbpsのスピードを実現します。
そのしくみは、データをやり取りする際に、周波数帯域を広く確保できるよう、高い周波数信号を使って
いるからです。より高い周波数信号を使うために最近のCATV会社は、CATV局から利用者宅の間の途中
までを光ファイバーを使用し、そこからOE変換器と呼ばれるもので信号を変換し、利用者宅まで同軸
ケーブルを使うといったように光ファイバーと同軸ケーブルを使組み合わせてサービス提供しています。
こうすることにより、CATV局から利用者宅までを全て同軸ケーブルでつないだ場合の0〜450MHzという
周波数に対し、0〜770MHzという高い周波数でのデータのやり取りが可能になります。
しかし、現在まだ光ファイバーを使用しない同軸ケーブルだけでの運営をしているCATV会社があるのも
事実です。


CATVインターネットの特徴
1)同軸ケーブルを使用。
CATVインターネットは、もともとTV放送用で使用していた同軸ケーブルを
使い、データのやり取りを行っています。
同軸ケーブルは中心に銅線があり、その周りを絶縁の為のポリエチレン
が巻かれ、さらに外側にアルミニウムが巻かれた構造になっており、銅
線とアルミニウムに電流を流し電気信号を送っています。(左図)
また、この同軸ケーブルはアルミニウムが外側に巻かれているため、
外部からのノイズの影響をほとんど受けること無く、さらにADSLで使用

する電話線に見られるような距離による電気信号の劣化(減衰)も少ないです。


2)高い周波数帯域を使用
CATVインターネットの速度は最大で数十Mbpsという速さを実現しています。
それはTV放送では使用しない高い周波数帯域を使用しているからです。具体的には、同軸ケーブルと
光ファイバーを組み合わせたネットワークを構築しているCATV会社は0〜770MHzの周波数帯域を使用
しており、その中の90MHz〜600MHzまでをTV用として使用し、空いている周波数帯域のうち、10MHz〜
55MHz帯域からインターネット上り通信用(利用者宅⇒CATV局方向)として、任意の1.6M〜6.4MHzを切り
出して使用しています。
また下り通信用(CATV局⇒利用者宅)として600MHz〜770MHzの周波数帯域の中の6MHzを使用します。
600MHz〜770MHzの中でどの部分の6MHzを使用するかはCATV会社によってまちまちです。
CATVインターネットは上り、下りとそれぞれに個別に割当てられた最大6MHzという広い帯域を使用し
データ通信を行っています。(下図参照)





3)距離による衰退率が小さい
ADSLの速度は、NTTの局から利用者宅までの距離に大きく左右
される事が多いですが、現在のCATV会社は同軸ケーブルと光ファ
イバーとを組み合わせたネットワーク構築により600〜770MHz帯
というADSLより非常に高い周波数帯域で通信をしているため、
ADSL以上に速度に影響が現れます。
しかし、CATVの場合はその距離による衰退率をアンプという電気
信号の増幅器を一定の間隔(約200m〜400m)で使用することに
より、CATV局から利用者宅間の距離による速度の差はほとんど
ありません。
なお、電柱に付けられるアンプは約W40cm×H20cm×D20cm位の
ものですが、電柱に取り付けられるのは電柱の所有者である電力会社か、または電力会社が許可した
会社のみとなっている為、多くのCATV会社のアンプは電柱には取り付けられていません。
電柱から1m以上離れた場所に設置することになっているため、電柱と電柱の間に宙吊りに取り付けられて
います。

CATVインターネットのモデム
・ADSLがデータのやり取りにADSLモデムを使うように、CATVインター
ネットでもデータのやり取りを行うために利用者宅内へケーブルモデム
を設置します。
これにより、CATV局内に設置されているセンターモデムとデータ通信が
可能になります。
また、現在のケーブルモデムの多くは、“DOCSIS”(Data Over Cable
Service Interface Specifications)に準拠しています。
“DOCSIS”とは、米国のCATV統括事業者で作る業界団体MCNS
(Multimedia Cable Network System Partners)が1997年に策定した
ケーブルモデムの標準仕様であり、多くのCATV会社のモデムがこれに
準拠することによってそれぞれのCATV会社での互換性が出てきます。
そのケーブルモデムには、ADSLモデムと違い、パソコンへつなぐ為の
イーサネットポートとは別に、CATV網へつなぐ為の同軸ケーブルコネ
クタ(F型接詮)が付いています。(右図)


また、“DOCSIS”には3つのバージョンがあり、日本のCATV会社の多くは、VoIPなどを想定し通信品質を
保証する機能をもつ1.1準拠のモデムを使用しています。(下表)

    バージョン             上り             下り
   バージョン1.0 周波数帯 : 0.2MHz〜3.2MHz
変調方式 : QPSK 16QAM
最大速度 : 10.24Mbps
周波数帯 : 6MHz
変調方式 : 64QAM 256QAM
最大速度 : 42.88Mbps
   バージョン1.1 周波数帯 : 0.2MHz〜3.2MHz
変調方式 : QPSK 16QAM
最大速度 : 10.24Mbps
周波数帯 : 6MHz
変調方式 : 64QAM 256QAM
最大速度 : 42.88Mbps
   バージョン2.0 周波数帯 : 0.2MHz〜6.4MHz
変調方式 : QPSK 8/16/32/64/128QAM
最大速度 : 30.72Mbps
周波数帯 : 6MHz
変調方式 : 64QAM 256QAM
最大速度 : 42.88Mbps


CATVの会社
CATVの会社はそれぞれ地域性を持っており、地域に密着した数百という会社で構成されております。
従いまして、加入者の住所(区・郡・市単位)によって加入するCATV会社も異なりますし、サービス内容
や料金も違います。
同県内であっても区や市が違えば、CATV会社も違いますから近所の人が可能でも自分は不可能と言う
サービスが存在する場合もありえます。
※J-COMやイッツ・コミュニケーションズ鰍フように1社で複数の県・区・市をカバーしているCATV会社
もあります。
加入を検討されている方は、ご自分の住所をサービスエリアとするCATV会社へ問合せることをお勧め
します。

《参考》:主なCATV会社一覧(全国版)
※CATV会社は本来、TV放送が主体の会社ですので、必ずしもインナーネットサービスを提供しているとは限りません。
地域 サービスエリア県
北海道地方 北海道
東北地方 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県
北関東地方 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県
東京都 東京都
南関東地方 千葉県 神奈川県 山梨県
信越地方 長野県 新潟県
東海地方 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県
北陸地方 富山県 石川県 福井県
近畿地方 滋賀県 京都府 兵庫県 奈良県 和歌山県 大阪府
中国地方 鳥取県 岡山県 広島県 山口県 島根県
四国地方 徳島県 香川県 愛媛県 高知県
九州・沖縄 福岡県 佐賀県 長崎県 大分県 熊本県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県


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